Close up of 2N intercom
教育

新しいインターコムによる、学校敷地周辺のセキュリティ強化

組織: トーランス統一学区
場所: カリフォルニア州、トーランス, 米国
顧客のニーズ: アクセス管理, 個人の安全, 運用効率
カリフォルニア州、トーランス, 米国, 

カリフォルニア州のトーランス統一学校区では、31の学校でのセキュリティ強化するにあたって、キャンパスへのアクセスコントロールの効果的なツールとして、耐久性とネットワーク性に優れた2Nのビデオインカムを採用しました。


Ext of school with intercom

学校のセキュリティ対策の始まり

2014年にカリフォルニア州トーランスの有権者投票で可決された市債が、トーランス統一学区(TUSD)の22,000人の生徒たちに向けたより安全な学校環境を構築するきっかけとなりました。 この「メジャーT」と呼ばれる法案により、1億4400万ドルの公債が学区内の31のキャンパスにフェンスやゲート、最新の監視システムや入退室管理システムが導入されました。 
 

2Nシステム導入の成功には、既存システムとの統合が欠かせない要因でした。2Nシステムは、私たちの最新のネットワークと電話システムなど、既存のシステムにも順応できたのです。 その順応性の高さのおかげで、非常にスムーズに導入を進められました。 私たちが既に導入していた最新のテクノロジーを損なうことなく、新しいテクノロジーを導入できました。
ギル・マーラ氏
トーランス統一学区、最高技術責任者

公債による資金提供を受ける前のTUSDのキャンパスは、他の多くの学校と同様に、かなり広く開放されていました。古い金網で保護されているところもあれば、フェンスが全くないところもありました。 そのため、公債は主に、すべてのキャンパスの敷地周辺の安全性を確保できるよう、必要に応じてフェンスの修理や交換に使われました。

Intercom on gate to school

マーラ氏はまた、ゲートなどで入場を一元化することでキャンパスへの出入り管理は実現できるが、アクセスコントロールデバイスのような電子的ソリューションがない限りは、絶対的な管理はできないと述べています。 このソリューションが実装されていれば、ゲートやドアを意図的に開けない限りは施錠されたままとなり、入場希望者の電子ログも管理できます。

正しい選択だと分かるとき

TUSDは、コンサルタントの推奨によってアクセスコントロールソリューションの存在を知り、学校へのアクセス管理とログ記録が実現できそうな入口インターホン導入するに至りました。 しかし、詳しく調べると、このシステムの短所が分かりました。 このインターホンを接続するには銅線ケーブルが必須となっていましたが、TUSDではアナログのインフラではなく、ネットワーク上で動作するソリューションを望んでいました。 また、同地区では、新しい電話システム(Cisco Call Manager)が最近導入されたばかりで、この電話システムのデスクトップユニットを使ってアクセスコントロールができるように、システムを統合したいと考えていました。 
 

TUSDは、カリフォルニア州ランチョ・クカモンガに本社を置くインテグレーター、NIC Partners社と協力して、21世紀型のすべてのニーズを満たすソリューションを探し続けました。 - NIC Partners パートナーおよびアライアンス部門ディレクター兼シニアアカウントマネージャー、ニル・ラダディア氏。 TUSDは同社に相談した結果、来訪者のコミュニケーションを監視し、アクセスコントロールを可能にする、耐久性に優れたIPインターホン、 2N® IP Forceのデモを実施することにしました。 

「私たちはギルさんと彼のチームにデモを提示し、その結果を気に入ってもらえました。 最も小規模な学校である Carr Elementary(カー小学校)で2台のユニットを使って数ヶ月間の実証試験を実施しました。 TUSDは、操作やトラブルシューティングが簡単なことを評価してくれました。 その上、職員のみなさんのデスクにはすでにCiscoの電話機が導入されているので、新たなスペースを占有することもありませんでした。」 - ラダディア氏。

Staff member answer intercom at desk

後者については、着信時にIPインターホンの映像をPCに表示するフリーのアプリケーション2N® IP Eyeで実現可能です。 追加のソフトウェアは必要ありません。 また、必要に応じて学校の既存のビデオ管理システムにビデオフィードを統合することもできます。

Outdoor intercom

2N®IP Forceは、堅牢な筐体、ネットワーク上で動作し、Ciscoの電話システムと統合可能、追加のソフトウェアの購入が不要、など様々な機能や特徴を備えています。TUSDがこの製品を導入する上では、これらの特徴が決め手となり、RFP(提案依頼書)に2Nが記載されることになりました。

2Nのインターコムはネットワークに接続できるため、コスト削減することができました。 「2Nの接続先となる、CiscoスイッチからPower over Ethernet(PoE)を利用することで、ドアロックを2Nユニットと同じ電源に接続できるため、ドアロックに電源を供給するインフラを追加する必要がありませんでした」 - ラダディア氏。

マーラ氏によると、TUSDの職員のほとんどは鍵を持っているため、駐車場の隣にある裏口から出入りできます。 正面玄関から入場する場合は、インターホンユニットで4桁のPINコードを使用できます。 郵便配達員などの定期的な訪問業者には、すべてのキャンパスで機能するPINコードが付与されました。 

その他の訪問者は、インターコムユニットのボタンを押して内部の職員に接続します。 各職員のデスクトップ上のソフトウェアでは、訪問者が到着するとウィンドウがポップアップ表示され、玄関の訪問者を確認することができます。 インターコムカメラには、高解像度、135度幅の視野角、暗視モードが搭載されています。 また、2Nシステムでは当該職員の内線電話を鳴らし、職員と訪問者の間で音と映像によるコミュニケーションを可能にします。 「2N® IP Eyeソフトウェアは、必要に応じて使用するコンピュータを追加でき、ライセンスごとの費用も発生せず、セットアップも簡単です。」 - マーラ氏。

トーランス統一学区は、2N® IP Force により一元管理が実現できたことを高く評価しています。 マーラ氏と彼のチームは、設定の変更やPINの追加・変更を、サイトごとに行うのではなく、地区事務所のデスクから行うことができます。 

サポートなど

新しいインターコムを導入した当初は、職員が慣れるまでに時間がかかりました。 「つまり対応すべきことがひとつ増えたわけです。特に問い合わせが非常に多かったり、教師たちへの対応が必要だったりと、かなり忙しい状況で突然、訪問者が玄関のブザーを鳴らしてきた場合など、デスクの電話が鳴りっぱなしになってしまうのです」 - マーラ氏。

しかし、入場管理が日常業務に完全に定着するようになると、職員からは安堵の声が聞かれるようになりました。 「セキュリティの観点から、職員は人の出入りを制御できることを大きく評価しています。」 「職員が、校内への入場希望者を不審に思った場合、詳しく審査するまでの間は、その人を閉め出しておけます。」 「インターコムのおかげで、入場させないことができるんです」 - マーラ氏。

NIC Partners者のラダディア氏は、別の利点についても言及しています。 このシステムによって、学校はある訪問者がキャンパス内にいるべき人物かどうかを確認できます。 これにより、学校職員との直接的なやり取りを制限し、パンデミック時にも物理的な距離を置く手順を維持することができます。 

「キャンパスのセキュリティを徹底するには最適のソリューションと言えるでしょう。とりわけ優秀なインテグレーターに設置を依頼できればさらに効果を発揮できます。 2Nは、業務提携には最適なパートナーです。 システムの管理や保守に関しても迅速な対応をしてくれます。 特に建物の外壁に取り付ける製品については、継続的なサポートが必要になります。 確かな実績のある会社だから安心できるんです。 製品の堅牢性も非常に優れていますし、私たちは本当に満足しています」 - マーラ氏。 

また、理事会は先日、TUSDの地区事務所に2Nのインターホンを設置することを承認しました。これにより、正面入り口、入学センター、購買部のセキュリティを確保できます。 「セキュリティシステムの導入は学校以外の場所にも拡大しています。中央オフィスの職員たちも安全性やセキュリティについて同じような懸念を抱いているため、彼らを保護できる利点もあることがわかったのです」 - マーラ氏。

「2Nのソリューションに匹敵する性能を持つ製品はなかなか見つからないでしょう。 その品質の高さにはとても感激しました。」

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