海上と陸上の両方でクラス最高のセキュリティを実現。
アクシスのネットワークカメラは、チェルノモルスクのポートセキュリティプラットフォームのバックボーンとして機能しています。
ミッション
チェルノモルスク海港は、年間3,200万トンの収容量と、6キロメートルのウォーターフロントを持つ、ウクライナでも最大の輸送ターミナルの1つであり、世界100か国以上の国々との貿易上のつながりを有しています。 この港は、西ヨーロッパ諸国、ウクライナ、ジョージア、およびアジア諸国を結ぶユーラシア輸送回廊の一部です。 その領域では、鉄道連絡船とカーフェリーの路線、およびローロー船にサービスを提供するユニークなマルチモーダルターミナルとして具体化されています。 ミッションは、違反を検知して防止するために、港の領土と水域を24時間監視することでした。
解決策
Inlimitedの専門家は、アクシスのネットワークサーマルカメラ (光学センサーおよびサーマルセンサーを搭載したモデル) 11台を使用したサーマルテクノロジープラットフォームをポートに取り付けることを提案しました 。 Axis Lightfinderテクノロジーが統合されたPTZカメラは、特に、対象物のコントラストが低かったり光源が乏しかったりといった厳しい光の条件下での監視に使用されます。サーマルネットワークカメラは、事前設定されたガードツアーに従って特定のエリアを継続的に監視するために使用できるガードツアー機能をサポートしています。
結果
近代化という観点では、既存のポートセキュリティシステムが、 ウォーターフロント、Sukhyi Estuaryの隣接する港湾地域および港湾水域、港湾周辺に沿った地域のコンピューターを使った継続的な視覚監視、ならびに車両の監視 (ナンバープレート認識) とメインカメラの取り付け場所へのアプローチといった映像監視ソリューションで拡張されました。 一元化されたセキュリティサービスコントロールセンターに、映像分析機能を提供します。 単一のソフトウェアおよびハードウェアプラットフォームに統合された映像監視ソリューションは、高品質のデジタルビデオによるリアルタイムでの記録を提供し、アーカイブを最低30日間保存します。
港湾や河港では、常に保護機能の強化が求められています。 侵入、窃盗、密輸以外にも、テロや海賊行為といった危険があります。 これらの重要なインフラストラクチャを保護することは、国家安全保障の主要な課題の1つであるため、このプロジェクトには、最も優秀な工学の専門家を採用し、最も信頼性の高い機器を使用しました。
プロジェクトの特徴
Inlimited Ltd.がチェルノモルスク海港向けに開発した映像監視と警報の統合システムによる近代化プロジェクトは、港とその水域全体のガードツアーおよび重要なインフラストラクチャの信頼性を高めることを目的としているため、お客様にとっても戦略的に重要なプロジェクトとなります。 アーキテクチャのコンセプトを練る際、インテグレーターは、ハリケーンの危険、落雷、潮風による影響、ならびに霧、大雨、降雪、直射日光による視界の制限など、カメラが海や沿岸地域で遭遇する可能性のあるすべての困難な状況を考慮しました。
アクシスのPTZネットワークカメラを上部に設置したサーマルプラットフォームは、港の究極のソリューションになりました。 1つのシステムに統合された光学センサーとサーマルセンサーは、バイスペクトルモジュール固有の機能です。 この機能を搭載したデバイスによって、これまで多数存在した光学カメラや一部のセキュリティアラームシステムを置き換えることができます。 その結果、港の広大な領域は、合計11台のアクシスネットワークカメラ (バイスペクトル、光学、屋外用カメラ) を搭載したターンテーブルによって網羅されることとなりました 。
使用中のセキュリティフラッグシップ
アクシスネットワークカメラのインテリジェントな機能により、リアルタイムの検知信号が自動的にオペレーターの画面に転送され、対象物の非常に鮮明な画像が即座に提供されることで、あらゆる視界や気象条件で信頼性の高い検知が確保されています。 さらに、このシステムによって侵入を試みる疑わしい対象物も事前に検知することができます。
自動システムにより、実際の違反のみを表示することでセキュリティサービスオペレーターの作業を促進し、誤った応答の割合を最小限に抑えることができます。 このインテリジェントシステムにより、人物、車、小型船舶を即座に認識し、煙の広がりやその他の異常な状況を検知することができます。 したがって、セキュリティ担当スタッフは迅速な対応を提供するための時間を十分に取ることができます。
チェルノモルスク海港の映像監視および警報システムは、IPビデオ制御システムMilestone Xprotect®および車両のナンバープレート認識システムVIT AutoCodeと統合されています。
「アクシスのカメラは柔軟性があり、特定の問題を解決するためにカスタマイズできるため、私たちはアクシスのカメラを採用しました。 アクシスのネットワークカメラは、現在港で運用されている映像監視システムの1つとして高い評価を得ていたことから、セキュリティプラットフォームを追加する際も再び選択することにしました」とチェルノモルスク海港のセキュリティサービス担当者は述べています。