数十年の飛躍
メキシコのマヨール広場ショッピング センターでは、Axisのビデオ・ドアエントリーとネットワークビデオ・ソリューションを導入して、インシデント削減に重点を置いた予防的セキュリティ管理を行っています。
ミッション
ラテンアメリカのショッピングセンター全体の70% が、メキシコにあります。 1990年代に設置されたマヨール広場は、メキシコのバヒオで最大のファッションモールです。同館のアナログCCTVセキュリティ・システムは、耐久性とスケーラビリティの点で十分に対応できず、交換する必要がありました。 ショッピングセンターには、時代の変化に遅れることなく機能し、モールのニーズに合わせて成長する新しいシステムを導入する必要がありました。 さらに、マヨール広場には、屋内外と立ち入り禁止エリアも含めて、敷地内全体の人の流れを管理するのに利用するシステムも取り入れる必要がありました。最終的には、抑止力と犯罪捜査用のビデオ証拠が得られるシステムも必要でした。
ソリューション
200台を超えるIP Axisネットワークビデオ・カメラが、一連のビデオ分析とともに、マヨール広場に現在配備されています。 ビデオ・インターコムシステムと緊急呼び出しボタンにより、通信と緊急応答が可能となっています。 開発の次の段階では、アクセスコントロールシステムを統合して、敷地内のディストリビューターを追跡します。
結果
Axisのテクノロジー・ソリューションは、マヨール広場のセキュリティ戦略で基本となる役割を果たし、インシデントの発生を大幅に抑えるのに役立ちました。 Axisのソリューションと連携することで、現在の課題を解決できただけでなく、損失の防止に留まらず、マーケティングや事業展開の最適化を目指す活動を取り入れつつ成長する未来を描くことができました。
Axis Communicationsが提供するようなテクノロジーにより、お客様に安全以外のメリットも提供できる前衛的なショッピングセンターであり続けることができると確信しています。
監視対象となる一定の流れ
マヨール広場は毎週約1,000件のディストリビューターから配達を受けており、そのうちの40%が定期的な配達です。 アクセスコントロールシステムを統合すると、施設に出入りする車両を追跡できます。 プロジェクト実施の次の段階では、RFIDタグと入館無線周波数リーダーを使用する、アクセスコントロールシステムを導入します。 システムは、サプライヤーごとに時間と曜日の許可を割り当てます。 非定期サプライヤーの60%には、入館システムにリンクされたオンライン・プラットフォームを利用します。
「ショッピングセンターには、前衛的な建築デザイン、最高の店舗、完璧な清掃が備わっていますが、提供するセキュリティも最高品質でなければ、お客様の足が遠のきます。そうなってしまうと、これら以外のすべての価値も失われてしまいます」と、マヨール広場ショッピングセンターのセキュリティ責任者、ルイス・モラレス氏は説明しました。
段階的なビデオ革新
テクノロジー改革の第1段階では、Axisネットワークカメラが設置されました。 第2段階では、特定のカメラモデルが現在の環境に最適として選ばれました。 この段階では、Axisからの質の高いサービスとアドバイスが、各スペースに適した機器を選択する際、主に役立ちました。現在、200台を超えるIP Axisネットワークビデオ・カメラがマヨール広場に設置されており、古いシステムで発生していた画像定義の問題が大幅に改善されました。カメラは、乱暴な行為の検出、生体認証、ナンバープレート認識、不審な居座りのアラートといった、インテリジェントなビデオ分析と併せて使用されています。
プロジェクトの次のステップは、ショッピングセンター周辺にビデオインターコム・システムと緊急呼び出しボタンを設置し、コントロールセンターとすぐに通信できるようにすることでした。 買い物客はボタンを押すだけで、盗難、強盗、または医療上の緊急事態に関連するインシデントのアラートを、セキュリティ担当者に送れるので、現場で迅速な対応が実施できます。
「Axisは、製品を超えたサポートを顧客に提供しています。Axisは品質についての概念を明確にしています」と、ルイス・モラレス氏は説明しました。 「また、Axisからのサービスやコンサルティングの相乗効果がサポートに加わると、クライアントにとって最適かつ効率的なソリューションへと製品やサービスをつなげられる完璧な組み合わせとなります。」
今後の予定
現在、テナントの製品が搬入される、ショッピングセンターの最も機密性の高いエリアを保護するために、サプライヤーのアクセス管理をサポートする、アクセスコントロール設備の実装作業が行われています。
営業時間前後や営業時間中に出入り口を保護し、許可を付与し、各サプライヤーの施設へのアクセスを管理することで、商品の不正な持ち出しを防ぎます。
この目的を実現するため、AXIS A1001ネットワーク・アクセスコントロールが設置されます。この機能は、ショッピングセンターがAxisと共同で開発したいと考えているソフトウェアと連携して動作します。 このソフトウェアは、ビデオ・インターコムを介してバーコードを読み取ることで、許可を生成します。 バーコードは、敷地への入退場を許可するかどうかをアクセスコントロール・ユニットに指示します。 サプライヤーによるエリアへのアクセスを制限すると、車両管理が強化され、周囲全体のセキュリティが向上します。