ONVIFは、IPベースの物理セキュリティ製品を効率的に相互運用するために、標準化されたインターフェースの提供および促進を行うグローバルな業界フォーラムです。
Axisは2008年のONVIF創設時のメンバーであり、引き続きその発展のために貢献しています。
多くのAxis製品はONVIFに準拠しています。 そのため、異なるベンダーの製品を使用しているIPベースのシステムにも容易に統合することができ、コンサルタントやシステムインテグレーター、エンドユーザーは、最高の監視システムを容易に設計・構築することができます。
ONVIF準拠製品は少なくとも1つのONVIFプロファイルに準拠している必要があります。 一連の仕様を含むONVIFプロファイルは、準拠クライアント (ビデオ管理ソフトウェアなど) とデバイス (ネットワークカメラやビデオエンコーダなど) によってサポートされた相互運用可能な機能を定義します。
Axis製品は、以下の6つのONVIFプロファイルをサポートしています。
幅広いアクセスコントロール設定向け
プロファイルAは、電子アクセスコントロールシステムで使用される製品向けのプロファイルです。 準拠製品は、従業員の認証情報の付与と取り消し、スケジュールの作成と更新、アクセスルールの割り当てをサポートします。また、標準化されたアクセスコントロールイベントもサポートします。
IPベースのアクセスコントロールシステム向け
ONVIFプロファイルC準拠のデバイスおよびクライアントでは、サイト情報、ドアアクセスコントロール、イベントおよびアラーム管理をサポートします。
エッジストレージおよび録画向け
ONVIFプロファイルGに準拠するクライアントおよびデバイスは、オンボードストレージまたはNAS (Network Attached Storage) での録画の設定、検索、再生、取得をサポートしています。 ファームウェア6.30以降を搭載したAxis製品は、プロファイルGをサポートします。
分析機能アプリケーションからのメタデータ向け
プロファイルMは、分析機能データ、イベント、およびPTZ位置を通信するための標準化されたメタデータストリームをサポートします。 これは、一般的なオブジェクト分類と、車両や人体などの指定されたメタデータのためのインターフェースを提供します。 10.6以上のファームウェアを搭載した多くのAxis製品はプロファイルMをサポートしています。これにより、準拠するビデオ管理ソフトウェアはメタデータを使用して自動応答をトリガーし、関心のあるビデオコンテンツを効果的に保存および検索できるようになります。
ビデオストリーミング向け
ONVIFプロファイルSは、準拠クライアントが準拠デバイスからIPネットワーク経由でのビデオデータのストリーミングを設定、要求、および制御できるようにします。 また、ONVIFプロファイルSは、PTZ制御、音声およびメタデータストリームの受信、リレー出力もサポートします (クライアントがこれらの機能をサポートしている場合)。ほとんどのAxis製品はONVIFプロファイルSをサポートしています。
高度なビデオストリーミング向け
プロファイルTは、ビデオストリーミング機能をサポートし、これにはH.264およびH.265エンコーディング方式、画像の設定、動体検知やいたずら検知などのイベントの使用が含まれます。 デバイスの必須機能には、オンスクリーン表示とメタデータストリーミングも含まれます。 プロファイルTは、HTTPSストリーミング、PTZ設定、動体範囲設定、デジタル入力とリレー出力、およびそのような機能をサポートする準拠のデバイスとクライアントの双方向音声のONVIF仕様もカバーしています。 ファームウェア8.50以降を搭載したほとんどのAxis製品は、プロファイルTをサポートします。
Axis製品がONVIFに準拠している場合、サポートされているONVIFプロファイルがその製品データシートに表示されます。 ONVIFに準拠するすべてのAxis製品の最新のリストについては、onvif.orgでご覧いただけます。
ONVIFはONVIF, Inc.の登録商標です。