管理されたビルディング: ホーフ大学のEinstein1 Digitales Gründerzentrumが将来を見据えたビデオ、音声、アクセス ソリューションを選択。
スタート アップ企業の交流の場が施設を利用する多様な利用者グループのためにIPカメラ、ドア コントローラー、カード リーダーを採用。
ミッション
ホーフ応用科学大学のキャンパスにあるデジタルスタートアップ支援センターEinstein1は、2017年からオーバーフランケン地区とフォーグトラント地区のスタートアップ企業の交流の場になっています。2019年に建てられたとき、さまざまな利用者グループができるだけ自律的に出入りできるように、ネットワークカメラとインテリジェントなアクセスソリューションが配備されていました。 コワーキングエリアとレンタル可能なオフィススペースの利用者がハードウェアと機密データをEinstein1に保管しているため、センターのさまざまなゾーンへのアクセスを24時間体制で明確に規制する必要がありました。
ソリューション
デジタルスタートアップ支援センターであるEinstein1の責任者は、あらゆる問題、特にセキュリティに関して、将来を見据えたインテリジェントなソリューションを重視しています。 さまざまな人やグループに対するアクセス許可の正確な定義と実装が、当初からの優先事項でした。 Einstein1は、マネージドビルディングと呼ばれるものを実現するために最適なソリューション探しを支援してもらうため、マルクトレドヴィッツのITシステム/ソフトウェア企業であるProComp Professional Computer GmbHをプロジェクトのメンバーに加えました。 屋内と屋外に合計6台のAxis製カメラと4台のAXIS C1004-E Network Speaker、1階にAXIS C8033 Audio Bridge、屋上テラスにイベントやBGM用のスピーカーが取り付けられました。
カメラは屋上テラス、階段吹き抜け、コワーキングエリアの出入り口、建物外の自転車置き場に設置されています。 これらは主に防火と盗難防止を目的としています。 さらに、30台を超えるAXIS A1001 Network Door Controllerと31台のAXIS A4010-Eカードリーダーが、建物の外部ドアと内部ドアの横に設置されています。 エレベーターには、AXIS A4011-Eカードリーダーとコントローラーも装備されています。
結果
ProCompによる広範なサポートのおかげで、ネットワークカメラ、スピーカー、ドアコントローラーを含む、マネージドビルディングテクノロジー全体の設置と試運転はスムーズに進みました。 選択したAxisソリューションの将来的な実行可能性には説得力がありました。ホーフ大学のキャンパスにあるデジタルスタートアップ支援センターは、2017年以来、4人のチームで、オーバーフランケン地区とフォーグトラント南部地区の起業家がデジタルビジネスのアイデアをさらに発展させるのを支援しています。
このチームは、資金調達の問題を支援したり、イベントや活動を通じてビジネス、科学、教育、政治の重要人物との人脈づくりの機会を提供したりします。 センターは、バイエルン経済省が進める「創業の地バイエルン (Gründerland Bayern)」というイニシアチブの一翼を担っています。 出会いの場となる施設を提供するため、Einstein1という別の建物がホーフ応用科学大学のキャンパス内に建設されました。ここには起業家、スタートアップ、フリーランサーの交流の機会を創出することを目的としたコワーキングエリア、スタートアップ向けオフィス、イベントエリア、会議室があります。
私たちは、スマートビルディングのビジョンを実現する方法をじっくりと検討しました。 Axisのソリューションであれば高い柔軟性でインテリジェント機能を利用でき、将来性も申し分ありません。 たとえば、訪問者がわざわざICカードを使って認証しなくても、スマートフォンで認証できるなら、その方が望ましいはずです。 音声認識や、暖房や電力調整による省エネも興味深いトピックです。その点でも、私たちにはProCompとAxisという頼もしいパートナーがいます
さまざまな利用者グループのアクセス制御とセキュリティ規制
Einstein1は、大きく分けて3つの利用区画で構成されています。 フロント区画には、起業家と学生が誰でも利用できるミーティングスペースがあります。 2つ目の区画は、登録済みの訪問者が24時間365日いつでも利用可能なコワーキングスペースで、自由に使えるワークスペースと予約制の固定ワークスペースが用意されています。 センターの2階には、スタートアップ向けオフィスが12室あります。 家具、インターネット、電話システムなど十分な設備の整った部屋を、すでに起業フェーズの後半にさしかかっている起業家やスタートアップが借りることができます。
さまざまな利用区画とグループが混在することになるので、センター全体に関わる独自の要件とアクセス制御とセキュリティ規制に関する課題が発生しました。 ホーフ大学の学生が建物を利用できるようにする一方で、コワーキングエリアとオフィスを起業家とスタートアップだけが利用できるようにする必要があります。
Netzwerk Digitales Gründerzentrum GmbHのCEOであるHermann Hohenberger氏は次のように述べています。「計画段階では、建物全体の監視とさまざまなエリアのアクセスコントロールは非常に複雑な課題でした。でも私たちには、どの利用者グループが重要で、何を許可するべきなのかを最初からよく理解しているProCompという経験豊富なパートナーがいました。 Axisもまた、センターとともに成長する柔軟性の高いソリューションを提供してくれる重要なパートナーです」
30台を超えるAxisのドアコントローラーとカードリーダーがアクセスを制限
Einstein1は、アクセスが自律的に制御される、「デジタルスタートアップ支援センター」の名に恥じない「マネージドビルディング」の実現を目標に掲げていました。 6台のAxis製ネットワークカメラ、音声ソリューション、30台を超えるカードリーダーとドアコントローラーの助けを借りて、目標は見事に達成されました。 Hohenberger氏は、このプロセスを次のように説明しています。 「たとえば、同僚がオンラインで1日パスを借りたとします。 すると確認のために、建物の外部ドアの解錠に使用できるQRコードが届きます。 この登録を通じて、関連するWLANアクセスも設定されます」
プロジェクト特有の課題の1つは、特にセキュリティに関するもので、ホーフ応用科学大学が開かれた大学だということでした。 休館日も閉館時間もないため、同僚やスタートアップが保管しているハードウェアを盗難から守るために、他の方法でセンターへのアクセスを制限する必要がありました。 「学生は通常の営業時間中にのみアクセスできます。 その一方で、コワーキングエリアの『固定デスク』利用者と上層階の起業家は、いつでも建物を利用できます」(Hohenberger氏)
アクセスとセキュリティに関するソリューションの計画も、Einstein1の構造との互換性が求められていました。 センターには、目に見える暖房・換気システムとコンクリートコアを備えた開放天井があります。 「そこで課題になるのが、ケーブルの配線と音響条件でした」とProComp Professional Computer GmbHのIPビデオ責任者であるRobin Fröhlich氏は述べ、 「それがまさに、予備計画フェーズのできるだけ早い段階での関与がとても有益だった理由です」と付け加えています。
屋内外でのイベント向けの未来志向の音声ソリューション
Einstein1とProCompは、マネージドビルディングのコンセプトを実装するためにAxisのソリューションをいくつか選択しました。 たとえば、2台のAXIS A8207-VE Network Video Door Stationがバリアシステムに設置され、ビデオ監視、双方向通信、アクセスコントロールを1つのデバイスにまとめています。 テナントには、駐車場に車で入ることができるようにトランスポンダーが取り付けられています。
また、駐輪中の自転車を盗難から守るために2台のAXIS M3105-LVEミニドームカメラが屋外に設置されています。 統合されたIR照明のおかげで、一時的な暗闇や劣悪な照明条件に最適なカメラになっています。 メインの入口、独立したキッチン、搬入口、それから階段の吹き抜けには、それぞれ2NのIPドアステーションが装備されています。
地下階については、すべてのオフィスに加えて会議室とセミナー室にもAXIS A4010-EカードリーダーとAXIS A1001ドアコントローラーが装備されています。 防火扉があり、Einstein1の営業時間中にコントローラーを開く必要があるため、ある程度の柔軟性を持たせることが重要でした。 カードリーダーは、2階の各オフィスに続くドアにも設置されています。 建物内には合計33台のドアコントローラーユニットとカードリーダーが設置され、すべてが連携するように調整されています。2台のエレベーターには2台のAXIS A4011-Eカードリーダーが取り付けられています。 これらの非接触型カードリーダーにより、明示的にそれぞれのフロアへの許可が与えられます。
最後に、音声ソリューションが重要な役割を果たします。 4台のAXIS C1004-E Network Cabinet SpeakerがAXIS C8033 Network Audio BridgeとともにEinstein1の1階に設置され、イベント開催時のBGMに備えて屋上テラスに追加のスピーカーが設置されました。 これに防火用のカメラが追加されます。 Einstein1のカメラの録画は、盗難発生時の刑事訴訟の裏付けになる可能性に備えてAXIS Companion Recorderに保存されます。
スマートビルディングが示す未来
「私たちは、スマートビルディングのビジョンを実現する方法をじっくりと検討しました。 Axisのソリューションであれば高い柔軟性でインテリジェント機能を利用でき、将来性も申し分ありません。 たとえば、訪問者がわざわざICカードを使って認証しなくても、スマートフォンで認証できるなら、その方が望ましいはずです。 音声認識や、暖房や電力調整を通じた省エネも興味深いトピックです。その点でも、私たちにはProCompとAxisという頼もしいパートナーがいます」とNetzwerk Digitales Gründerzentrum GmbHのCEOであるHermann Hohenberger氏は総括しています。