安全性と透明性を支える目
医療施設向けのウェアラブルソリューション
従業員や患者の抑止と保護
医療現場に導入されたウェアラブルカメラは、医療提供者と患者の対話を映像と音声で記録し、透明性と説明責任、安心感の向上を実現します。 こうした要素は職場の安全性を一層高めると同時に、リスクの軽減や患者へのケアの強化、業務効率の最適化に役立ちます。 Axisのウェアラブルソリューションは、オープンプラットフォームを基盤としています。したがって、Axisや他のサプライヤーが手がける既存のビデオ管理システムにすぐに接続できます。 抑止と保護、記録と法医学的証拠の収集において、これまで以上に業務の質を高めることができます。
コンプライアンスと保全性
保存場所を問わず、すべてのビデオと音声データへのアクセスを管理できます。 保護対象保健情報 (PHI) を記録する行為は、その記録が不適切に開示されない限り、HIPAAまたはプライバシーを侵害するものではありません。 したがってコンプライアンスを確実に遵守する上で重要な点は、ビデオを確実に安全に保存すること、そして、誰がいつ確認できるのか、また共有されるとすればどのようなときなのか、ルールと制度を設定することです。 ハードウェアベースのサイバーセキュリティプラットフォームである、Axis Edge Vaultが装置を保護し、機密情報を不正アクセスから守ります。 またオフロード中と、送信先への転送中はデータが暗号化されています。
Axisウェアラブルカメラのメリット
- 検証。 内蔵のハードウェアベースサイバーセキュリティプラットフォーム、Axis Edge Vaultが工場出荷時からデバイスの完全性を安全に保ち、機密情報を不正なアクセスから保護します。
- コスト削減。 自社VMSを使用することで、クラウドストレージや管理に費用をかけない方法を選択できます。 また、費用負担の大きい不当な主張を終結させる証拠データに直接アクセスできます。
- サポートとトレーニング。 使いやすいウェアラブル機器類とプラグアンドプレイのドッキングステーションに、自動のビデオアップロード機能を搭載しています。包括的なサポートとスピーディーな導入エクスペリエンスをご活用ください。
- 抑止力。 「デジタルな目撃者」の存在を感じるとき、人が悪事を行う可能性は低下します。
- 安全性。 患者による攻撃行為の発生率が低下し、根拠のない苦情が減ることによって、従業員の安心感につながります。
- 記録。 不当な主張の抑止の目的や、法廷で使用する証拠として、またトレーニングの目的に、音声およびビデオの記録を使用できます。
- 透明性。 オペレーターとスーパーバイザーは、インシデントやイベントを記録した映像に簡単にアクセスして視聴できます。
重点分野
患者とスタッフの保護
Axisのウェアラブルカメラは攻撃を抑止し、説明責任の遂行能力を高め、インシデントが発生した場合に貴重な記録を提供します。 また助けが必要な場合は、セキュリティ担当者にすばやく警告を送信できます。 人の目があると感じるとき、患者の攻撃的な行動は減少する傾向があります。また、スタッフは冷静さを保って規則や手順を遵守する可能性が高まります。 これにより、インシデントと苦情の両方の件数を抑制できます。 またウェアラブルカメラは、あらゆる種類の出来事や診察を、正確かつ客観的に記録します。 したがって調査に役立つだけでなく、装着者や患者、組織を不当な告発や虚偽の主張、法的責任から保護します。
映像をトレーニングに使用する
ウェアラブルカメラの映像は、医療処置や手順に関するトレーニングや教育のための貴重な資料として役立ちます。 実際に起きたシナリオの記録を視聴するとスタッフのスキルと知識が向上し、優れたパフォーマンスや、効率の向上、患者へのケアの強化につながります。このような効果に伴って、組織のROIを最終的にプラスにすることが可能となります。 ウェアラブルカメラの映像は、危険な状況への対処方法をスタッフに教育するためのツールとしても有用です。 たとえばインシデントの映像を分析したり、診察の映像の一部を使用したりすることで、学生が同様の状況に遭遇した場合、どのように対処するか議論するための根拠として活用できます。
発見者や同伴者のプライバシー
Axisウェアラブルソリューションに搭載されている機能を使って、既存のセキュリティソリューションに統合し、ライブストリームソフトウェアによるリアルタイム監視を実行できます。 ビデオ録画を公開する前に、発見者や同伴者のプライバシー保護規制を遵守する必要が生じる場合があります。 AXIS Camera Stationのビデオ編集ツールを使用すると、シーン内の調査対象外の個人や領域を簡単にマスクできます。 たとえば、選択した動く物体のみをマスクしたり、関心のある人物を除くすべての静止および動く物体をマスクしたりできます。
ウェアラブル機器導入の主な理由
オープンでスケーラブル
- オープンプラットフォームを基盤とし、自社の既存のVMSや他のシステムに簡単に統合
- オープンテクノロジーと緊密なパートナーシップに基づき、スケール性、コスト効率、コラボレーション環境を創出
安全性、説明責任、抑止力
- 安心感と説明責任の文化を育む
- 患者、訪問者、スタッフによる悪意の行動や攻撃的な行動を阻止
- 警備員による強制力の使用を2分の1~4分の1に削減